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2007年11月23日 (金)

ミシュラン東京もいいけれど…

Micp_300_3 ミシュラン東京が発売された。3つ星8軒、2つ星25軒、1つ星117軒。東京で150店、星の数191は最多ということなので、誇らしくも感じる。一方、私が行った事のある店は、この中で10軒だけ。数年前までにずいぶん色々な所に行ったつもりだったのだが、まだまだ東京には色んな店があるのだなぁと感心した。

初の東京での格付けということで、テレビニュースでは発表後に選ばれた店主のインタビューを放送したり、22日の発売後は各書店で売り切れも続出しているそうだ。

3つ星店8軒の内日本料理店が5軒と、「さすが日本料理はすごいな」と思ってしまう。自分でも一冊買ってみようと思いながら、これだけ盛り上がっているとひねくれてみたい気持ちにもなる。

そもそも、フランスの料理ガイドに日本料理を褒めてもらって嬉しいのだろうか?ニュースでは、星をもらった日本料理店の人が、涙を浮かべて「こんなに嬉しいことはこれまで無かった」などとコメントしている。

せっかく世界的な宣伝をしてもらっているので、商売のためのプロモーション効果を上げようとリップサービスしているならそれで良し。しかし、本気で言っているのなら悲しくなる。もっと日ごろから誇りを持って欲しい。

評価員は5名で内2名が日本人だったというが、本当に日本食の評価ができるのだろうか。

世界的に権威あるガイドブックに評価してもらったことは大変嬉しいが、毎日、色んなお客様に「美味しかったです」とか「小さなこんなサービスが嬉しい」ですと一言いってもらえることに勝る喜びはありません。今回の評価もそうした声の一つととらえています。

くらいのコメントをして欲しいものである。

また、東京だけで、ミシュランが191個の星をつけるような料理大国である。農水省が発案して、国際的な批判を浴びて頓挫した海外の日本料理格付けはもってのほかだが、日本国内から始めて世界の消費者に認めてもらえる格付けを作り育てて欲しい。

スポーツの国際ルールを見ていても欧米の発言力が強すぎる。バレーボール、水泳、スキーのジャンプなど枚挙にいとまがない。今回のミシュランも結局のところは、ルールを作って運用しているのはフランス企業で、一方的に評価されているのは日本の料理店である。大きな違いは、スポーツの国際ルールの決定には政治力がものを言うが、格付けはそれを利用する人からの信頼がものを言う、ということである。

格付けとは、本質的にはそれを行う機関への信頼が全てである。ミシュランの格付けがありがたがれて、私がこのブログで勝手に格付けをしても誰もありがたがられない。それは、誰もがミシュランの格付けは十分に信頼に足る、あるいは、注目に値すると思っているからである。

農水省が突然、海外の日本料理店を格付けすると発表し、激しく反発されたのは当然である。全く信用のない状態で、格付けをしても誰も認めてくれないのである。私は、そもそも政府関連機関がこうした評価をすることには大いに疑問を感じる。

どこかの民間団体が、まずは日本国内の日本料理店を客観的に格付けをして発表する。その際に、できるかぎり基準も明確にして公表する。そして、英語を初めとする数ヶ国語にきちんと翻訳し、各国で発売・プロモーションする。毎年、同じ基準で格付けを実施し、少しずつ信頼を得、やがては世界中の日本料理の基準を日本発で設定してはどうか。ゆくゆくは日本発であらゆるレストランの世界基準を作ってみてもよいと思う。

余談ではあるが、日本のテレビ番組「料理の鉄人」はアメリカでも「Iron Chef」として大変な人気を博した。公平で信頼できる評価というよりは、エンターテイメント性が受けたのだろうが、日本は料理大国であるという認識が元にあるのは間違いないだろう。

食文化、食の水準というのは、料理を作る人とそれを味わう人がいて初めて成立し向上するものである。味わう人というのは、すなわち評価する人であり、そのレベルが高いからこそレストランのレベルも高くなるのだと思う。東京のレストランが高く評価されたというのは、東京のお客さんの舌が厳しいということなのだと思う。

したがって、日本発のレストラン格付けというのは十分に可能性があると思う。何とか実現して欲しいものである。日本に数多くのグルメランキング誌があっても世界的な権威をもてないのは様々な問題があるのだろう。そうしたことを克服して日本発の格付けを世界に広めて欲しい。

それにしても191個の星というのはすごい。「宝石箱」というより、料理界の天の川といった風である。一方、ミシュランの星は料理の質が低下すれば剥奪されることでも有名である。

世界最多の星の都市となった東京。次の格付けで世界で最も多くの星を失った都市とならないように気を引き締めて欲しい。一般的に、どの料理店も高い評価を受けて多忙になると、サービスも味の質も急速に悪化するのが常であるから。

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2007年11月22日 (木)

東京のタクシーの禁煙化はネガティブ?

仕事で移動中に、タクシーの運転手にそんな面白い話を聞いた。この人は自分自身が喫煙者ということだが、休憩中に自分が吸えなくなるとか、そう言うことではないらしい。

12月3日からタクシー運賃が値上げになるので、それで「収入が上がりそう?」と聞いていたのだが、その影響は分からないという。値上げになれば、乗車客数が減るかも知れないというのが要点のようだった。

でも、影響が大きそうなのは禁煙化だという。「禁煙。いいじゃないですか!私は歓迎します」と、言うと商売上はそうではないと言う。タクシーの利用客は喫煙者が多いというのである。

この運転手の観察によると、タクシーに乗車する客のうち、男性の約5割、女性の約8割(本当だろうか!?)が車内で喫煙すると言う。

余談だが、男性客の大半は「煙草吸ってもいいですか?」と聞いてから火をつけるが、女性客の大半は乗車するやおもむろに火をつけるか、吸いながら乗車するらしい(怖っ)。

タクシーにとっての上客は、もちろん長距離を乗ってくれる客だが、長時間残業のサラリーマン・公務員、銀座・赤坂近辺で飲む人達に多いとのことである。特によく飲酒して長距離を乗ってくれる人には喫煙者が多いとのことである。

禁煙車になってしまうと、無線で呼ばれて飲食店まで行っても、禁煙車であることが分かると「やっぱりいいや」となるかも知れないと言う。

「全車禁煙になるなら、客があきらめて乗るでしょ?」

と言うと、そうでもないらしい。個人タクシーの一部は喫煙でも良いというのだ。そうすると、今度は喫煙車がそれを売り物に営業できるわけである。従って、禁煙車はその分不利である。

また、女性客で短距離を乗る人や、営業マンでタクシーに乗る人の多くは、喫煙するためにタクシーを使うと言うのである。

「何もそこまで…」

と思うのだが、最近は建物内も街角も喫煙できる場所が少ないので、電車やバスを使えば良いのにわざわざタクシーを使うらしい。つまりは、有料喫煙室ということか。

これが本当なら、こうした人達は禁煙車になれば、わざわざ高いお金を払ってタクシーには乗らなくなるだろう。

なるほど。私は、タクシー禁煙化は大歓迎と思っているが、そんな影響もあるのかといささか驚いた。地方都市のタクシーの位置づけと競争環境は、都内のそれとはかなり違うと言うが、確かにそうなのだろうと納得した。

今は禁煙車は付加価値のような気がするが、喫煙車が少数派になると逆になるということだろう。どんなことでもライバルに対してきちんと差別化できることは大切なのだろう。

そもそも、健康増進のためのタクシー禁煙化なら、煙草の価格を引き上げるのが一番効果があると思うのだが、どうだろう?煙草を一本吸うためにタクシーに乗るのなら、一本700円にしてみてはどうかと思う。その方が、煙草を吸う人の数はドンドン減って健康増進につながると思うのだが…。

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写真は、記事とは全く関係ないが、たまたま仕事でフォーシーズンズ東京 椿山荘のスイートルームを利用する機会があった。窓から見える庭園があまりにキレイだったので、合間にパチリ!

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2007年11月18日 (日)

「水滸伝 ⑩ 濁流の章」を読んで

08746185_250_2 ネタバレありです。

「水滸伝 ⑩ 濁流の章」(北方謙三著、集英社文庫、2007/07初版)

梁山泊への参加を呼びかけるべく、李逵(りき)と武松(ぶしょう)は代州の民兵の指導者、韓滔(かんとう)・彭玘(ほうき)に接触。

梁山泊に対して連戦連敗の官軍は、一勝を持って流れを変えるべく、地方軍の雄、代州の呼延灼(こえんしゃく)に出撃命令を出す。

呼延灼は、一度だけなら必ず勝てると道貫に宣言し、韓滔・彭玘と戦の準備を進める。李逵・武松の接触は遅く、韓滔・彭玘、両者ともに梁山泊と戦うこととなる。

呼延灼軍には禁軍の高俅(こうきゅう)、大砲の戦での有効性を疑われ忸怩たる思いを持ち続ける凌振(りょうしん)の二軍が呼延灼軍と行動を共にすることとなる。

一方、梁山泊は晁蓋(ちょうがい)が本隊を指揮し、呼延灼軍を迎え撃つべく待ち構える。こうして、梁山泊旗揚げ後、初の精鋭軍との会戦が始まろうとしていた。

双方対陣し、機が熟したと見るや呼延灼は凌振の砲撃と奇策を持って、梁山泊軍を一気に撃破した。梁山泊にとっては初の敗北である。

一戦後、呼延灼は帝への報告のため、北京大名府へ行かされる。しかし、これは狡猾な高俅の奸計であった。高俅は精鋭な代州軍を指揮し、梁山泊軍にトドメを差すことでこの戦の手柄を独り占めしようとしたのである。

しかし、呼延灼のいない代州軍は精彩を欠き、奇策への対策も打たれ、戦は梁山泊軍の大勝で終息した。高俅は自軍を率いて無傷のまま足早に敗走した。凌振、韓滔、彭玘は梁山泊に捕らわれ、いずれも梁山泊に寝返った。また、北京大名府から急ぎ戻った呼延灼も結局は梁山泊の一員となった。

本会戦では、多くの犠牲を出した梁山泊軍だが、新たな同士を迎え、再び体制整備を進めるのだった。

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本10巻は北方水滸伝全19巻のちょうど折り返し点である。前巻はレビューした通り一休みであった。そして、期待通り本巻10巻の呼延灼軍と梁山泊の戦は迫力あり、作戦も面白く、読み応えのある巻であった。

こうした大規模な会戦部分を読んでいると、なぜか日本の歴史モノでなく、ロード・オブ・ザ・リング、スターウォーズ、銀河英雄伝説といったSFやファンタジー映画・小説を思い出してしまった。

本書が歴史モノというよりも、中国の宋時代を舞台にした、男気小説の味が濃いためであろう。時代背景・史実との比較などは描かれず、ただただ登場人物の生き様・死に様に焦点当てているためだろう。

北方水滸伝の前半を振り返ってみると、途中までは様々な違和感を感じながら読んでいたが、読みすすめるにつれて、面白さが分かってきた気がする。

崇高な理想を掲げて、ロマンチシズムを胸に圧倒的な権力に立ち向かっていくという、若者が青春期に抱く格好良さが大変男臭いタッチで描かれているのである。

前巻からは、梁山泊内部でも晁蓋と宋江の意見が食い違って、微妙な摩擦が生じ始めていることも描かれている。本巻でも両者の距離が少しずつ開いてきているように感じた。これも何かの伏線だろうか?

後半は次第に梁山泊自身が破滅への道を辿っていくのであろう。次第に登場人物への思いいれも強くなってきたので、一人一人がどんな風に生き様、死に様を見せるのか?つらいだろうなぁ、と思いながらも勝手な想像をせざるを得ない気持ちにさせられる。

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2007年11月17日 (土)

いちょう祭り。でも、銀杏はまだ。

神宮外苑の銀杏並木が黄葉したのを見るのは、毎年この季節の楽しみである。ここしばらくは企業の中間決算発表もあり仕事が忙しかったので、今日はまだ早いと知りつつも気分転換を兼ねて銀杏視察に行ってきた。

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結果はご覧の通り。ところどころ黄色くなっているが、見頃というにはほど遠い状況である。この感じだと見頃は、昨年同様12月1~2日か8~9日の週末であろうか。

青山駐車場出入口、秩父宮ラグビー場裏の短い並木はもう少し黄葉していた。

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でも、やはり緑が目立っており、もう少しという感じ。

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少し心配になったのは、一枚一枚の葉に元気が足りないように見えること。少し萎れているように見えないだろうか?夏の気象のせいなのか?私の気のせいならば良いのだが…。

せっかくなので、すぐそばのCAFE SPEIRA (カフェ スペーラ)でランチを取ることに。ここに入るのは初めてだが、これまでは銀杏並木沿いでテラス席もあるレストランと言えばSELANしかなかったので、嬉しい限りである。

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Pastaセットを食べてみたが、味もサービスもなかなか良くて気に入ってしまった。店内出入り口付近のテーブルに座っていたのだが、従業員がドアを空けて外で待つ客の応対をしていた。店長らしき人に「少し寒いのでひざ掛けが欲しい」と言うと、まずドアを閉めに行き、それからひざ掛けを持ってきてくれた。こういう風に気が利いた対応は嬉しいものである。

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並木道から見たテラス席。黄葉した時にはきっと大混雑だろう。

SELANはいつもすごく混んでいるので、ぜひまた利用したい。ちなみにこの日の正午過ぎはSELANは1時間待ち、この店は約20分待ちだった。

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余談だが、相変わらず不祥事連発のミスタードーナツにこんなに堂々と出店させるのはいかがのものか?

この時期は毎年神宮外苑で恒例のいちょう祭りが開催されている。物産品販売や模擬店が出たりしているくらいのものだが、何となく楽しいものである。

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物産品販売で、3個100円のカブ、1個200円のブロッコリー、1個100円のリンゴを買ってみた。ちょっと得した気分である。

また、黄葉する頃には、忘れずに神宮外苑に来なくては。その時には大変な人出だろうが。

CAFE SPEIRA
http://www.meijikinenkan.gr.jp/restaurant/cafe.htm
東京都港区北青山2-1-15
電話: 03-5770-7557
定休: 年末年始
営業時間: 
平日・土・祝祭日 11:00~22:30(LO. 21:30)
日・連休最終日 11:00~22:00(LO. 21:00)

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2007年11月 7日 (水)

バーゲン会場:おそるべし定価と売値のコントラスト

先日、完全招待制、イタリアの某有名ブランドのバーゲンの入場チケットが手に入った。ちょうど一時間ほどの空き時間ができたので、のぞいてみた。

招待券を見せて入場用のリボンと商品を入れる大きな透明のビニール袋をもらい、ホールの中に入った。すると、大勢の人がバーゲンモード全開で商品を漁っていた。

シャツやネクタイが積まれたカゴ、スーツやジャケット、パンツが吊るされたハンガーが広いホールいっぱいに所狭しと並べられている。

「すごいな、落ち着いて選べそうもないし、帰ろうかな…」と、いきなり弱気になってしまったが、

「せっかく来たんだし、ちょっと見てみよう」と、気を取り直して自分のサイズの場所で良さそうなものを探してみることにした。

レザー・ジャケットでちょっと良さそうなものを発見!!とりあえず羽織ってみるとサイズはピッタリ!でも、革をよく見るとずいぶん痛んでいる。

「同じデザイン・サイズのこっちは?あれ、これもダメだ。ずっと倉庫に放置されていたのかなあ。」

と、このあたりで買う気はほぼゼロに。そして、ちょっと他の人を観察してみようという気になった。

すると、、、

みんなたくさん買っている。そんなに安いのだろうか?と値札を見始める。

さっき私が見た商品は、6割引き、つまり10万円引き!定価17万円のジャケットがなんと7万!

安いっ!んっ!?安い?…なんか変だよなぁ。

完全招待制、期日限定、在庫のみ、6割引き。そして、ノリの良い館内音楽。

こうした言葉が財布のヒモを緩めているのだろう。

少し時代遅れになったデザインで、倉庫の奥で少し痛んでいる。それでも、○○ブランドの服である。

腐っても鯛なのである。

それがなんと10万円も安く買えるなんて。ということか。7万円の出費をしなくてはいけないのに、10万円安く買うと得をしたような気になってしまう。

定価・売値のコントラストの力はスゴイなぁと思った。不適切な表現だが、「まるで羽毛布団のサクラ商法のようだ。」そんな感想を持った夕方のひと時だった。

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2007年11月 4日 (日)

「GT-R」考えてみれば当たり前だけど…

銀座の日産ギャラリーに2台もあるのだから、本社ギャラリーにはもっとあるに決まっている。日産自動車㈱のホームページを調べたらちゃんとプレスリリースが出ていた。本社ギャラリーでは今回発売の全色6色を展示しているとのこと。

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というわけでは、日曜の朝、軽いドライブを兼ねて今度は銀座6丁目の日産本社ギャラリーへ。

朝10時の開店直後に行ったのだが、すでに車好きの人がGT-Rを眺めたり、コクピットに座ったり、写真を撮ったりしていた。

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来店客は「いかにも」という感じの車マニア、家族連れ、カップル。やはり男性が多いが、なかには女性の姿も。男性は一眼レフ、コンパクトデジカメ、携帯電話などさまざまなカメラで撮影しているが、女性はほぼ一様に一眼レフ。男性は車そのものに関心が高く、女性にとっては被写体としての魅力が高いのかも知れない。また、近隣のパーキングメーターに旧型のスカイラインやGT-Rが多く駐車されており、既存ユーザーも多く来ていたのだと思う。

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今日は日曜日なので、ゆっくり時間を過ごせた。スピードメーターは340kmまであったのが印象的。でも、日本仕様はリミッターが付けられてしまうのだろうか?もちろん、法律上そんなスピードを出せる道がないのであるが、残念な気もする。また、ステアリング中央のGT-Rマークが目立つ。

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シートはいかにもスポーツカーといった感じのデザイン。

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エンジンカバーで隠したりしないので、機械の力強さを感じる。

全色見れたので自分の好きな色をあげてみると、

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1位はスーパーブラック(黒)。黒い車が好きだという単純な理由だが、GT-Rの場合は、鼻が黒い動物を思わせる顔つきが緩和されるからかも知れない。

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2位はアルティメイトメタルシルバー(銀)。今回のイメージカラー?やっぱり綺麗だと思う。バックミラーに陽光の反射でボディを光らせながら接近されたら、すぐ車線を譲ってしまいそう?

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3位はバイブラントレッド(赤)。やっぱりスポーツカーは赤がいいかも、という先入観かも知れないが。

以下、4位 ダークメタルグレー、5位 タイタニウムグレー、6位 ホワイトパールの順。

私の色の好みなどどうでもいいのかも知れないが、参考まで。

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発表以来、東京モーターショー、銀座ギャラリー、日産本社ギャラリーと3箇所でGT-Rを見て、自分にはあまり合わないかな、という感想を持った。30代前半くらいまでの独身者か50代後半くらいからの再び趣味に走れる年齢。そのくらいの人たちに合っているのではないかと。

あと私には少しスポーツテイストが強く荒々し過ぎるのではないかとも思った。外観はもちろんのことインテリアや先日指摘したドアの開閉感などがそれに当たる。もう少し、優雅に安心して乗れる車の方が好きな気がする。

しかし、試乗すれば、また違った感想を持つかも知れないし、街中で見かけるようになればもっと感想を持つのだろうが…。しかし、見る分には確かに格好いい車である!

気持ちの良い秋空だったので、神宮近辺を通って帰宅した。神宮外苑の銀杏はまだまだ青々としており、黄色く色づくのはきっと去年同様12月初め頃だろうか?毎年、見に行っているのだが、今年も楽しみである。

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2007年11月 3日 (土)

「水滸伝 ⑨ 嵐翠の章」を読んで

08746164_250 ネタバレありです。

「水滸伝 ⑨ 嵐翠の章」(北方謙三著、集英社文庫、2007/06初版)。

祝家荘の戦いでの勝利を目前にした梁山泊。死んだはずの妻 張藍(ちょうらん)が生きているとの報を受けた林冲(りんちゅう)は戦を放棄して救出に向かう。その道中、知り合った索超(さくちょう)と呂方(りょほう)。呂方は梁山泊に加わるが、索超はもっと強くなりたいと修行の旅に出て行く。

呉用(ごよう)は祝家荘戦のような事態が再び起きるのを防ぐため、開封府に近い五丈河のそばに新しい塞「流花塞」を築くことを提案。その中枢は秦明(しんめい)の副官だった花栄(かえい)、軍師に少華山の朱武(しゅぶ)が決まった。また、呂方も流花塞に配属された。

一方、二竜山には祝家荘戦から梁山泊に加わった解珍(かいちん)が秦明の副官となった。楊令(ようれい)は将来のために子午山の王進(おうしん)の元に預けられることになった。解珍は楊令に飼犬 黒鉄の子 黒雲を与える。子午山で修行を積んだ鮑旭(ほうきょく)と馬鱗(ばりん)は楊令と入れ替わりに梁山泊に加わることとなった。

塩の道を絶えさせ、梁山泊の資金源を失くそうとする青蓮寺から財産を守ろうとする盧俊義(ろしゅんぎ)と柴進(さいしん)。官軍に追われながらも、飛竜軍に守られながら銀、塩を梁山泊に運びこむ。

流花塞に楊戩(ようせん)が率いる三万の禁軍が進軍する。宋江(そうこう)と意見が食い違いながらも晁蓋(ちょうがい)が自ら迎撃軍を指揮する。しかし、これは青蓮寺の陽動作戦であった。

青蓮寺の狙いは、塩の道に関わる要人の排除だった。盧俊義(ろしゅんぎ)と燕青(えんせい)は博州付近の山中に隠れたが官軍に攻囲された。山の賊徒 李袞(りこん)、新たに梁山泊に加わった扈三娘(こさんじょう)、晁蓋、李俊(りしゅん)、史進(ししん)、王英(おうえい)らの働きで辛うじて救い出された。李袞をはじめ近隣の山の賊 項充(こうじゅう)、樊瑞(はんずい)が梁山泊に加わった。

続いて、塩や財産の運び出しを進める柴進と再び燕青が高唐で官軍に攻囲された。かつて女真族から魯智深(ろちしん)を救出した鄧飛(とうひ)、その部下 楊林(ようりん)が高唐に入り込むが救出は困難を極める。必死の思いで鄧飛・楊林は城壁に脱出のための穴を開ける。官軍に捕らわれた柴進と燕青を危機一髪で救い出したが、鄧飛はその途中、自ら開けた城壁の穴が崩れ落ち、その瓦礫の中に消えた。

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青蓮寺による様々な策略が巡らされ、盛りだくさんの本巻であるが、大規模な軍事作戦「祝家荘戦」が中心を占め、息をつかせぬ展開だった前巻に比べるとやはり盛り上がりに欠ける展開。

林冲がどうなるのだろう?とドキドキしながら読んだ前半部は良かったのだが、それ以降は、どちらかと言えば流し気味に読んでしまった。

官軍の聞煥章と梁山泊の王英の扈三娘に対する恋心のような憧憬の念。今後に向けてはこの点が一番気になった。

また、次巻かその次くらいには官軍の有力武将 呼延灼(こえんしゃく)将軍が梁山泊軍掃討に出てくるのだろうか?そのための伏線があった。

あとは、本巻では馳星周氏の斜に構えた解説が大変面白かった。

百八人の北方謙三もどきが、これでもか、これでもかと男の生き様を説き、死に様を見せつける。百万人分のナルシシズムに翻弄されるのだ。

満腹するに決まっているではないか。腹が膨れすぎて消化不良を起こすしかなくなるのがおちだ。

前巻の感想で私も書いた通り、「替天行道」の中身が出てこないことについて触れ、

百八人の豪傑を梁山泊に向かわせたその「替天行道」は、熱く書き連ねられた言葉の上に枯葉のように漂うだけだ。「替天行道」志の象徴だ。志に生き、志に死ぬ者たちには象徴があればいい。

など。しかし、こんな風に斜に構えて書けば書くほど、そうした感想を越えて本書が面白いと訴えており、「ヨイショ」コメントよりも良いと思った。

さて、本書では一休みをさせてもらった感があるので、次巻以降でのまたの盛り上がりを期待したい。

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