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2008年3月23日 (日)

絶景の富士山が見える宿~湖山亭 うぶや(山梨県南都留郡、河口湖)

久しぶりに温泉旅館に行ってきた。河口湖の「湖山亭うぶや」である。景色の良さで有名な宿であるが、あいにくの悪天候。雨は上がったものの、暗い雲がたちこめており不運さにがっかりしながら運転していった。

宿に着き部屋に入ると、まず畳が青々として掃除もとてもきれいにされているのに満足。とても良い第一印象である。一服してから温泉に入りに行ったが浴場もきれいで良かった。

浴場は、2、3階が男湯で、4、5階が女湯。どちらからも河口湖越しの富士山を楽しめるようになっているようだ。男湯は2階が大浴場、3階が露天風呂、ジェットバス、サウナ。裸のまま階段で行き来できるようになっている。

さて、お楽しみの食事はこんな感じ。

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前菜。色とりどりの組み合わせで食事開始。楽しみ楽しみ。夜になれば、どうせ景色は見えないので、気を取り直して食事を楽しむことに。

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吸物(鯛のすり流し)。土瓶蒸しのような形である。中には海老しんじょも入っていた。

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赤魚の粕漬け。右に焼き物の素材とふかひれ茶碗蒸し。

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火鉢(特選和牛)。にんにくチップと一緒に焼いて食べた。特選というだけあり美味。焼き加減を間違えないよう、様子を見てすぐ食べないと。

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ふかひれ茶碗蒸し。この旅館の名物料理とのこと。茶碗蒸しの上にふかひれ餡がかかっている。贅沢を言えばもう少しふかひれがたくさん入っていると嬉しいが、美味しかった。

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酢物と煮物。 普通。

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煮貝五目寿司。普通。

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紅塩プリンと花見団子。 塩のプリンというのは初めて食べたが、カラメルソースの甘さと合わさってなかなか良かった。

「明日天気になーれ!」と願をかけて、朝早くに目覚ましをかけて寝た。

翌朝。

障子とふすまを開けて現れた景色に驚いた!

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河口湖と富士山が客室から楽しめるとの評判にたがわぬ素晴らしいものであった。

これまでの人生でこんなに綺麗な富士山を見たことがなかったので、本当に感動した。

旅館前の河口湖畔からの写真がこれ(クリックすると拡大)。

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まるで、小学生が絵に描くような「逆さ富士」である。悠然と居座る姿があまりに美しく、日本人に生まれて良かったと思いながら、何とも言えないめでたさを感じてしまった。

前日までの悪天候のおかげで、この日の富士山は雪の化粧直しをしたとのことである。実は、昨日の天気は、かえって今日の幸運につながったようである。

「うぶや」では、客室、温泉からもこの風景を楽しめる。何とも贅沢なものである。サービスも行き届いていて大変気持ち良く宿泊することができた。

司馬遼太郎の「竜馬がゆく」で、坂本竜馬が盗賊の藤兵衛を共に江戸に向かう途中、生まれて初めて富士山を見て感動する場面がある。藤兵衛を諭しながら、自分は富士山を見て「日本一の男になりたいと思った」と竜馬は語っている。

彼らは、太平洋岸を歩きながら夕日を浴びた山を見て、そんな話をしている訳だが、

血の気の熱いころにこの風景をみて感じぬ人間は、どれほど才があっても、ろくなやつにはなるまい。

と話す竜馬の気持ちに賛成である。やはり、♪富士は日本一の山♪である。

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2008年3月21日 (金)

「それでもボクはやってない」を見て★★★★☆

Soredemo_250 日本の刑事裁判の問題点を描いた社会派作品。監督 周防正行、出演 加瀬亮、役所広司、瀬戸朝香、山本耕史、もたいまさこ。2007年公開、143分。

先日、テレビ放送していたのを録画して見た。フリーターの青年 金子徹平(加瀬亮)が正社員としての採用面接を受けにいく途中、痴漢容疑で警察の取調べを受けることになった。無実を訴え続けるが、裁判になり…という内容。

刑事裁判で有罪判決となる確率は99.9%であるという事実。「日本の裁判ってこんななのか?」と少し恐ろしい気分になる映画であった。痴漢冤罪ということで、キワモノの映画かと少し敬遠していたが、見て良かった。間もなく裁判員制度が導入されるということを考えるとなおさらである。

印象に残った台詞は、「怖いのは、99.9%の有罪率が裁判の結果でなく、前提になってしまうことです」との徹平の主任弁護士 荒川正義(役所広司)の言葉。

「疑わしきは罰せず」という刑事裁判の原則が形骸化しており、警察、検察、そして裁判官までもが「被告は有罪である」という前提で取調べ、裁判を行い、「やっていないことを証明する」ために被告らが四苦八苦する姿は痛ましい。

当初、無罪判定の多い裁判官が担当だったので、平等な審議が進むが、それがためか途中で担当裁判官が地方裁判所に転勤になってしまう。

裁判官は被告に良くしても得することがなく、無罪ばかり出し続けると検察の不評を買い、自分の出世に影響してしまう。という問題があると語られる。

裁判官は神ではなく人間である。自分の出世欲もあり、家族もいるだろう。有罪率99.9%の中、保身のためにも無罪判決を出すのは大変勇気のある決断が必要なのだと思う。

本作を見て、裁判員制度は、「裁判官一人による判決」という、裁判官個人の損得勘定と正しい判断という2つのものに挟まれる精神的なプレッシャーから裁判官を開放するのに有効そうだと思った。第三者である裁判員の意見が加わることで、冤罪に対して無罪判決を出す割合も増えるのではないか?

しかし、裁判員制度の適用は、残念ながら重大事件に限られるようで、本作のような事件には適用されない…。

周坊監督は非常に多くの調査を行ってこの映画を作ったのだろう。一般の裁判映画などで出てこないようなシーンも多くあり感心した。

登場人物たちそのものの描き方が甘い気はするが、観客に「もし自分が訴えられたら」と思わせるにはかえって効果的だったと思う。

李下に冠を正さず。満員電車に乗る時には注意しなくてはと思った。また、近く衆議院選挙が行われるのだろう。「これからは、それと同時に行われる最高裁判所裁判官国民審査にも注意を払おう」そんな風に思った。

良い作品である。★4つ。

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2008年3月20日 (木)

マザー牧場(千葉県富津市)

いちご摘みと菜の花畑。先週末、千葉のマザー牧場にドライブに行って、春らしい気分を満喫できた。

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牧場内では季節柄、いちご摘みができるようになっていた。ビニールハウスへの入場料200円といちごは200円/100g。

普通、いちご狩りといえば食べ放題が普通だが、ここは好きないちごを摘んで、量り売りしてもらい、外で食べるという仕組み。

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このように白い棚にびっしり植えられているので、見映えも良く、摘みやすい。

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こんな感じになっており、摘んだ瞬間に思わず口に入れたくなるが、そこはがまん。カゴに入れていき、出口のところで計量してもらい、会計してから外で味わう。

全部食べてから気づいたのだが、近くのソフトクリーム売り場では、いちご摘みで採ったいちごを持ち込むと、ソフトクリームにトッピングしてくれる期間限定サービスをやっていた。残念。

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牧場らしく、牧用犬による羊追いが行われていた。追われると群れをなして逃げるという羊の性質を利用した効率的な管理法だと言う。おしくらまんじゅうをするように集まって移動する羊達をなかなか興味深く見入ってしまった。

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春なので、こんな風にきれいな花が咲いていたが、何と言っても菜の花。

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こんな一面の菜の花畑をみんな楽しんでいた。よくテレビの情報番組などで放送されているが、やはりテレビ画面と実物ではずいぶんと違うものである。

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他にも色々な花が咲き、大いに春の到来を感じることができた。

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名物?のワンワンバス。なかなか手のかかった可愛い一台(一匹?)である。

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風の一日だったが、天気が良かったので、帰りはうみほたるを経由してみた。久しぶりに海を切るように架けられた橋に小感動。この季節のマザー牧場は良いものである。動物たちときれいな花、そして果物!帰りには濃厚な牛乳やアイスクリーム、チーズ、ハムなどを買って満足できた。

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2008年3月19日 (水)

Notarize/ Notary?(日本で英文書類(米国宛)に公証してもらうには?)

Notary_250 たまたま米国の会社に出す書類2通に"signed and notarized"という箇所があった。

「サインをして公証してもらえ」ということだが、米国に出す書類に、日本で公証してもらうにはどうすれば良いのか?

個人で出す書類なので、仕事で付き合いのある弁護士に聞くわけにもいかないし…。ということで色々調べてみたが、インターネットにもきちんとした情報がなく困ってしまった。

米国なら銀行の窓口でやってくれるので、「シティバンクでやってもらえないか?」という情報。

シティバンクに電話して聞いてみたが、「そうしたサービスはやっておりません(ピシャリ)」と冷たく素っ気ない回答。サービスがないならそれで仕方ないが、マニュアルにないことには相変わらずの劣悪な対応…。あきれてしまった。

「大変申し訳ないのですが、うんぬん」等の対応をするべきだろう。「意地でも謝ってはならない」という欧米カルチャーだろうか?バカバカしい。

「公証人役場でやってもらえば良い」との情報。

どのくらいの費用がかかるか以前調べた人に聞いてみてビックリ。1枚約1万円!!英文であるというだけで追加6千円が含まれているそうだ。しかも、提出書類の和訳を作って付けなくてはいけないとのこと。←真偽は調べてないが…。

これもバカバカしいので、色々調べてようやく判明。

アメリカ大使館でやってもらえる!1枚30ドル、2枚目以降は20ドル。安くはないけれど、許容範囲である。詳細はホームページ参照のこと。

基本的には、パスポート(写真付身分証明書)と書類を持ち込めばOK。入館のセキュリティチェックが時節柄大変厳しいのが面倒だが、事務作業はあっさり終了。たまたまかも知れないが、あまり待たされることもなかった。

めでたしめでたし。

※ 今回、どこで公証してもらうかを調べるのにずいぶん苦労したので、同じような思いをしそうな人のためにここに書いておきました。ただし、あくまで私の体験がベースなので、万一間違いあっても、責任は取れません。悪しからず。

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2008年3月12日 (水)

「イノベーションのジレンマ(増補改訂版)」を読んで

Innovation_250 「イノベーションのジレンマ(増補改訂版)」(クレイトン・クリステンセン著, 玉田 俊平太 監訳, 伊豆原弓 訳、翔泳社、2001/7初版)

ハーバード・ビジネス・スクールのクレイトン・クリステンセン教授による非常に評判が良い書。業界動向、企業の将来に対して技術進歩がどのような影響を与えるかを考える上で、非常に役立つ書。

本書によれば、「技術」は持続的なものと破壊的ものに分けられるという。

「持続的技術」とは、製品の性能を高めるもので現在の技術発展の延長線にあるもの。それがどんなに難しい技術でも、大手企業が開発できずに失敗につながるようなことはめったにないという。

一方、「破壊的技術」は、短期的には製品の性能を低めるものであり、技術的には簡単で誰でもできそうなものであることが特徴である。しかし、収益性の高い既存顧客、利益率の維持と成長を重視する優秀な企業は、この破壊的技術の勃興にはうまく対処できないことが多いという。

なぜ、どんなに難しい技術開発の壁も乗り越えられる優良企業が、大変簡単ないわゆるローエンド技術の勃興には無力で最悪の場合には倒産にまで至ってしまうのか?また、こうしたことは不可避で、企業戦略上回避する方法はないのか?を論じた書。

企業経営者、技術責任者、一般の企業人だけでなく、それを外部から観察するコンサルタントや株式投資家にとっても大変役立つ本であろう。

変化の激しいハードディスクドライブ業界の変遷を初めとして、製鉄業界での電炉と高炉の比較、本田技研の小型バイクの米国市場での成功など、様々なケースが例示されている。そうすることで、一般化した法則の正当性をチェック。また、その要因を分析し、解決策を提示していく。

本書を読んでいてアメリカのビジネススクールの授業を受けているようで懐かしかった。と、同時に私が見ている様々な業界でテーマになっている様々な技術と、それに対する業界各社の対応スタンスの違いについて考える上で貴重な切り口を得られた。

当然ながら、堅い内容の本で、かつ落としどころはいかにもビジネススクール的である。しかし、ドキドキ・ワクワクしながら読め、最後まで退屈することがない。また、仕事での活用・知的好奇心の充足にも大変向いている。超おすすめ。

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2008年3月11日 (火)

小笠原伯爵邸(新宿河田町、スペイン料理)

大江戸線の若松河田町にあるスペイン料理レストラン。地下鉄の出口を出てほんのすぐの所にある洋館の一軒家。昭和初期に建てられた文字通り小笠原伯爵の邸宅(スパニッシュ様式)を復旧してレストランにしたとのこと。

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ディナーで行ったが、メニューは約1万円の1コースのみ。少量ずつ皿に盛られた料理が10皿以上出てくるというコースなので、1コースだけの選択肢でも満足感を与えられると考えているのだろう。特にメイン料理らしいものがあるわけではないが、少しずつ食べ、最後の一皿を食べ終わるとお腹いっぱいになっているという寸法である。

色々と凝った料理が次々と出せれ、スペイン料理というとバルで出されるハムやオムレツなど比較的大雑把な食事しかイメージのなかった私には新鮮な驚きであった。ヌォーバ・コシーナ(新しいスペイン料理)というジャンルとのこと。BGMの生ピアノの演奏も良かった。

サービスもなかなか良かった。客層は様々。若いカップル、熟年カップル、友人同士の集まり。一部にカジュアル過ぎる格好の方達がいたのが少し気になった(マナーも少し気になった)。最低限のドレスコードは設定した方が良いかもしれない。

食事を終えてから一通り邸内を見学させてもらった。パティオやイスラム風のシガールームなど趣のある作りで、戦前の貴族の生活を垣間見た気分にさせてくれた。

もともと老朽化した館だったので、家具などは大半を入れ替えたとのとことであるが、床板を始め各所がまだ傷んだままであり、もう少し手を加えた方が良いように感じた。一方、できるだけオリジナルに近いままの方が良いとの意見もあるのだろうが…。

地下鉄の出口から建物までは非常に近いのだが、そのアクセスが何ともお粗末。もう少しだけお金をかけてきれいにして欲しい。工事中のようなフェンスに囲まれているのがなんとも残念であった。

ただいずれにせよ、大都会の新宿区にこのような大正から昭和初期の香りが残った建物が残されており、レストランとして使われているというのは良いものである。

小笠原伯爵邸
http://www.ogasawaratei.com/
東京都新宿区河田町10-10
電話: 03-3359-5830
定休: 年中無休
営業時間: 11:30~15:00 18:00~23:00

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2008年3月 3日 (月)

「愛宕XEX Salvatore Cuomo」(愛宕、イタリアン)

Xex_250 以前、何度かランチで訪れたことはあったが、今回、ディナーに行ってみて、夜景がとにかく綺麗なレストランだということを知った。

㈱ワイズテーブルコーポレーション(証券コード2798)が経営するレストランの一つ。愛宕XEXは、愛宕グリーンヒルズMORIタワーの最上階42Fにあり、イタリアンのSalvatore Cuomo Bros.、aburiyaki& sushi An、The Barの三つのエリアに分かれている。今回はSalvatore Cuomo Bros.と食後にThe Barを利用してみた。

エレベータを降りてすぐの入り口は、デザイナーブランドのブティックを思わせるような作りでなかなかオシャレで豪華。ラウンジの「The Bar」を抜けて「Salvatore Cuomo Bros.」。目前に東京タワーの夜景が。地上180mからの眺めなので、何とも迫力がありビックリ。以前、ランチで来た時にも驚いたのを思い出したが、やはり夜景の方が綺麗である。

18,000円のコースを食べてみたが、正直に言えば可もなく不可もなくというレベルで特筆すべき点はなし。夜景を際立たせるために店内の照明を落としているので、料理の色などもよく見えない。ロマンチックな雰囲気を演出してくれるデートスポットと割り切れば良いレストランなのだろうが、それ以上のものではない。

サービスはあまり良くないように感じた。まず、給仕人(カメリエーレ?)がホストのような雰囲気なのが残念。到着後、席に案内してくれる時には、「段差に注意して下さい」といったようなマニュアル化された対応は良いのだが、場の空気を読んでのサービスはもう少し改善した方が良いと思った。

こちらが会話をしている時に料理皿をテーブルに置いてくれるまではよいが、何の断りもなく突然、こちらの会話を断ち切って料理の説明が始まる。ちょっと断りを入れてから説明するくらいの心遣いはした方が良い。

そう思うと、コートチェックの時から帰るまで、表面的でマニュアル的応対だったような気もする。逆にそれ以外のサービスはイマイチ。

食事を終えて、食後酒をThe Barでいただく。このラウンジはランチタイムには、ドルチェを食べられるようになっている。リラックスできる椅子で居心地が良い。しばらくすると、グランドピアノとボーカルの生演奏が始まり、非日常感を演出してくれて楽しかった。

ロマンチックな雰囲気を楽しみたいという人にはお薦めのスポット。東京タワーを間近にというはレストランの利用を薦めるが、夜景を楽しみながら時間を過ごしたいという人にはThe Barだけの利用で十分だと思った。

愛宕XEX Salvatore Cuomo Bros 愛宕グリーンヒルズMORIタワー
http://www.ystable.co.jp/restaurant/xexatago/index.html
東京都港区愛宕2-5-1 愛宕グリーンヒルズMORIタワー42F
電話: 03-5777-0065
定休: 不定休(MORIタワーに準ずる)
営業時間: 平日11:30~15:00、17:30~24:00、土・日・祝 11:30~15:30、17:30~24:00 

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2008年3月 2日 (日)

「ディパーテッド」を見て★★★☆☆

Departed_250 「インファナル・アフェア(無間道)」(2002年香港)のリメーク版。監督 マーティン・スコセッシ、出演 レオナルド・ディカプリオ、マット・デイモン、ジャック・ニコルソン、マーチン・シーン、マーク・ウォルバーグ。2007年日本公開、151分。

マフィアに潜入した警察官 ビリー・コスティガン(レオナルド・ディカプリオ)と警察に潜入したマフィア コリン・サリバン(マット・デイモン)を描いたサスペンス映画。第79回アカデミー賞作品賞、監督賞、脚色賞、編集賞。

オリジナル版を数年前に見ていたし、しかもアメリカ映画としてのリメークなので、期待しないで見た。オリジナルの脚本が良いせいか、演技が良かったのか、ストーリーはほとんど同じで展開が読めるのだが、ずいぶんとドキドキできて期待以上の出来だった。

マット・デイモンの演技は、ボーンシリーズのジェイソン・ボーンと重なる部分が多かったが、要領の良さで出世していく警察官役を好演していたと思う。一方、マフィアに潜入したビリー役のレオナルド・ディカプリオはなかなか良い演技をしていたと思うのだが、顔が丸っこいせいだろうか、疲弊感のリアリティに物足りなさが残った。このビリーの心理描写は私には表層的な気がして、もう少し内面の深堀りをして欲しかった。これはリメーク脚本のせいだろうか?他民族国家のアメリカであまり観念的な面に焦点を当てると、理解してもらえないからかも知れないが、日本人の私には物足りなさが残った。

マフィアの親分フランク・コステロ役、ジャック・ニコルソンは役柄の好き嫌いを抜きにして、「やはり凄い」と期待した通りの素晴らしさ。ティグナム巡査部長役、マーク・ウォルバーグという人、本作を見た後に経歴を調べてみてびっくり。今回の映画にピッタリというか、あまりのすごさに怖くなった。

作品の内容は、アメリカらしく、オリジナルにはない民族問題が入っていた点はユニークさを感じさせられた。残念だったのは、オリジナル版よりも暴力描写が多い気がして(記憶違い?)、行き詰るような登場人物達の心理的な緊張感をあまり感じられなかった点。また、コリンの彼女がビリーとふたまたをかけるという設定も不要に感じた。加えて、罵り合うような汚い言葉の応酬が繰り返し出てくるが、こうした箇所も不要に感じた。物語の結末について賛否両論あるようだが、おそらく続編が作られないディパーテッドとしてはこれで良いのではないかと思った。

チップの行方、コスティガンの封筒の使われ道が分からずじまいだったが、そのあたりは鑑賞後に色々話をするネタを残してくれたご愛嬌と考えたい。

結論。サスペンス映画として大変面白い作品である。しかし、これはオリジナル版の良さに負っている面が大変強い。本リメーク版に出てくる俳優たちに特別な思い入れがないのなら、オリジナル版を見ることを薦める。オリジナル版を知らなければ、★4つ以上だと思うが、残念ながら「インファナル・アフェア(無間道)」との比較は避けられない。★3つ。

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