2007年6月20日 (水)

意外な優れもの ~ 富士通 「ScanSnap」

3年ほど前、とある見本市に仕事で行った時のこと。

色々なミーティングに出ていると次から次へと資料をもらい、帰社する頃にはかなりの厚みの資料がたまってしまう。移動中の無駄話で、同行していた他社の人と、こういう資料をどうやって整理しているか話していた。そして教えてもらったのがこのScanSnap。

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収納する時にはかなり小さくなるので気になりません。

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使用するときの状態を上から。クラゲのようですね(笑)

「富士通が出しているScanSnapというスキャナーがあるんですよ。紙用のフィーダーがついていて、A4で40~50枚までなら、資料を置いてボタンを押せばすぐPDFに出来ますよ。そうすれば、紙の資料はなくなってもいいし、出張や外出先でもノートPCを持っていれば見たい時にすぐ見れますよ。値段は確か5万円くらいだったかな?」

かなりマニアックと思われるかも知れないが、当時の私にとってはまさに夢の商品だった。その頃、私のオフィスでは、それほどスキャンのニーズはなくって、必要な時には一枚ずつコピーのようにしてスキャンしなくてはならなかった。また、Acrobatはなかったので、みんな画像ファイルに変換されて使い勝手もあまりよくなかった。

「でも、PDFにするのに、アドビのアクロバットって結構値段高いでしょ?」と聞くと、「標準でついてきますよ。」との返事。

5万円はスキャナー単品としてはかなり高いが、アクロバットも一緒についてその値段か…。

ほ、欲しい。。。。

自宅においておけば、プライベートの公共料金の領収書やら税申告資料やら保存すべきか微妙な書類も全部スキャンして捨てられてしまう。会社で予算を取ろうとすると、申請やら説明やら面倒なので、帰国するやいなや量販店に行って買ったのがこの製品。

あまりデザインは好きではないのだが、とにかく便利でA4までの資料なら気持ちいいくらいのスピードでどんどんPDFになってしまう。

① スキャンスピードはなかなか速い。その割に紙づまりもあまりない。
② 両面スキャンもできる
③ 白紙ページは自動的に削除してくれる
④ カラー・モノクロの切り替えが簡単
⑤ 本体が小さくて(フィーダーで紙を読むのでA4といっても小さくてよい)、収納に困らない。

が買ってから気づいた良い点。この手の商品では名機といえると思う。

写真や本のスキャンには向かないが、そうした機能は最近の複合機の性能が良いのでそちらで十分だと思う。個人商店やSOHOでの書類のスキャンには最高の武器だと思う。唯一問題だと思うのは、こうしたニッチ製品をやっているのは富士通だけなので、競争がなくて値段が高いこと。最近のものでも5万円弱するようだ。

富士通の消費者向け商品として色々あるけど、PC、携帯電話などよりも私にとってはこれが大当たり!

こう暑いと窓の開かないオフィスで冷房が止まるとさすがに辛い。で、今日は家に帰ってきて、たまった資料をジーコジ-コとスキャナーにかけています。今のオフィスでもカラースキャンはあるのだが、他の会社との共有スペースに設置されており、しかもなぜか160円/枚と信じられないような高さ。

こうして窓を開けていると意外と気持ちいい風が入ってきますね。

ScanSnapの今年バージョンの情報はここからどうぞ!

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2007年6月 4日 (月)

「イー・モバイル」思ったよりいいね!

「こっちの方がいいですよ。」

同業の友人にウィルコムを使っていると言ったところ、教えてもらったのがイーモバイル。つい最近、ウィルコムから乗り換えたとのこと。仕事柄、外出が多く、毎日20メガバイトくらいの大量のメールを受け取るので、ノートPCと無線アクセスはあるにこしたことはない。

前の会社では利用していなかったのだが、とにかくどこでも繋がるといいなぁと思い、ウィルコムを契約した(4xパケット定額9,765円・月)。ウィルコムと言えば、まだKDDIグループにあった頃、確か2000~01年頃にKDDIのPHSグループが携帯電話にお客さんを取られるのを止めるため、赤字を垂れ流しながら、必死で不感エリアを探し出して設備投資をしていた印象がすごく強い。そのおかげで、今は素晴らしいカバー率を誇っているというイメージがあったためだ。

しかし、光ファイバーや無線LANに慣れた体にはウィルコムのスピードは耐えられないほど遅い。ちょっとメールを落とそうとしても、20~30分はダウンロード中になったまま動かなくなる。以前はメールの数だけで、容量まで意識していなかったが、毎日、こんなに大量のメールをやりとりしていたのかと我ながらあきれたほどであった。

これじゃ困った、と思っていた矢先に紹介されたのが、この白いカードのイーモバイル。スピードを見せてもらうと確かに早い。ウィルコムのメガプラスというサービスの利用も考えていたのだが、早速、閉店しかけたショップにダッシュで駆け込んで、店員に慌てて契約させた(こちらはとりあえず自費で)。

で、一ヶ月あまり使用してみた感想。当初、心配していたのは、

① 携帯基地局を設置する場所って、都市部ではもうそんなにないので、意外と通じない場所って多いのではないか?
② 3Gは特にビル内や地下に弱いので、実際にはあまり使えないのではないか?

という点であった。でも、意外や意外。結構快適。接続は簡単、スピードはまずまず、エリアカバーも許容範囲内。

料金
ウィルコムに払っている9,765円に比べて、イー・モバイル5,980円と安い。

スピードテスト
夜間、gooスピードテスト(http://speedtest.goo.ne.jp/)を自宅から利用。
①イーモバイル(カードはD01NE)は1.58Mbps。速いとは言えないが、普通に利用するにはそれほど負担は感じない。
②ウィルコム(AX420S)は0.13Mbps。う~ん、やっぱり遅すぎる…。

エリア
イーモバイルは、今まで使って、自分のオフィスは利用可能、取材先の会社のオフィスもおおむね利用可能、多くの会議が開かれる都内主要ホテルもおおむね利用可能。一方、予想通り、地下鉄のホームを初めとして、地下街はつながりにくい。東京外では、上越新幹線でも一度使ってみたが、大宮あたりまでは受信可能であった。

エリアカバレージがこの程度なら、スピードと価格で十分乗り換えに値すると思った。もう少しエリアカバレージを確かめてみて、満足がいったら違約金を払ってもウィルコムを解約しようと思っている。

【番外編】丸の内漂流民

で、仕事柄いつもノートPCを持ち歩いているのだが、先日、困ったことがあった。丸の内に用があり、その後のアポまで1時間ほど空き時間ができてしまったため、コーヒーでも飲みながら少し仕事しようと思い店を探し始めた。しかし、新丸ビルのせいだろうか、どこも観光客とおぼしき人だらけで空席がぜんぜんない。

丸の内の風景もすっかり変わったなぁ、なんか過ごしづらくなったなぁ、と思いながら3~4軒見て回ってあきらめた。しかたがないので、移動を兼ねて地下鉄内の席でメールチェックと返信書き。「迷惑かな~、怪しい人に見えるよな?」と思いながら、残業を減らすべく作業した。で、駅に着いてホームのベンチから送信を試みる。

圏外!!

仕方なく、地上に出て、カードをつなぎ送受信のため2分間、立ったままPCを広げる。「これも怪しい人だよな、テロリストかなんかと間違えられないかな」と思いながら作業終了。なんとなく街中でPC開いているのって、まだ抵抗感じるんだよな(慣れればいいのかも知れないが)。エリア広げるのもいいが、イー・モバイルさん、早く地下鉄のホームをなんとかして下さい。

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2006年1月 8日 (日)

ソニー「ロケーションフリーテレビ」 ~その2 冗談でしょ?ラスベガス編~

vegas01 年明け早々1月4~7日に仕事でラスベガスに行ってきた。ホテル生活なので、いよいよ先日購入したロケーションフリーテレビの活躍の場になるかもとワクワクしていた。

とその前に…。

出発前に自宅でAVNaviで接続できるかを確認するとなぜか接続不可(涙。色々実験してみると、どうもすぐ隣でi-EPG(インターネットベースの)のためにDVDレコーダーに接続しているイーサーネットコンバータが悪さをしている模様。とりあえず、不在中はこっちは抜いておいて対処。帰ってきてから何とか両方使えるようにしなくては。誰かこういう問題を解決できる人っていないのだろうか?

ラスベガスのホテルに到着して『ハイスピード・インターネット』に接続。緊張しつつPCからLocation Free Player(ロケーションフリーテレビ用のPCアプリ)を立ち上げる。

「お~っ!画面が映って日本語が聞こえる!」と感動したのもまさに束の間。

画面が動かない。

続いて音声も途切れ途切れに…。

まさかと思い、接続速度を調べるとなんと190kbps!最低300kbpsなら大丈夫とマニュアルに書かれていたのですっかり安心していたのに…。

vegas02アメリカのブロードバンドは日本と比べるとかなり遅いと聞いていたが、これはいくらなんでも冗談でしょ。ラスベガスのホテルは部屋数もすごく多いので、多人数でシェアして遅くなりやすいのかお知れない。にしても、どう考えてもこれは『ハイスピード・インターネット』ではない。結局、出張で来ていて、インターネットの接続速度を上げる努力をするのは、あまりに時間の無駄なので諦めた。が、格好悪いオチである。

一応、今回の収穫は、接続速度さえ確保できれば、海外でもちゃんと日本のテレビを見られるということ。

悔しいので宿泊したホテルを書いておく。190kbpsは、CIRQUE DU SOLEILの"O"を上演している"Bellagio"。少しすっきりした。

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2005年12月29日 (木)

ソニー 「ロケーションフリーテレビ LF-PK1」

LF-PK1ソニーの新商品ロケーションフリーテレビ LF-PK1(2005/10/1発売)を買った。ソニーの会社主催プレゼンテーションを聞きにいくと、数年(もっとか?)前から取り上げられていたコンセプト商品。ブロードバンド接続が出来るところであれば、商品名通り、どこにいても自宅のテレビが見られるという商品である。

そのプレゼンテーションでは、軽井沢に遊びに来ている人が、自宅のDVDコレクションや自宅の地域でやっているテレビ番組を見るというものだったと思うが、まさにその通りの製品である。もちろん、国内だけではなく海外でもブロードバンド接続さえあれば使えるという。

海外に引っ越した人が、実家にお願いしてこの機器を置いてもらえば、例えば、海外では放送されないだろうワールドカップサッカーの日本代表の試合を生放送で見ることもできるわけだ。ワールドカップや五輪は、海外で見られるフジテレビ系のニュースでも、確か静止画と音声だけしか流れなかったと思うので、視聴者にしてみるとすごい進歩である。

海外出張で日本に来た外国人が、「日本のテレビは面白くないので、ホテルでテレビをつけても見る番組がない」と文句を言っているのを耳にすることがある。しかし、私にしてみれば、逆も真なりで海外出張でホテルに滞在しても見たい番組がないことが多い。また、日本のニュースをチェックしようにもウェブサイトくらいしかなく臨場感に欠ける。気分転換に日本のバラエティをボーッと見たいこともある。しかも、こんな機器があれば、HDDレコーダーに録画した番組も見られるので、時差も気にならない!

こういうちょっとニッチなニーズだが、「あると便利だなー」という商品がこのLF-PK1である。

しかもPSPもシステムソフトウェアver. 2.50からロケーションフリーテレビに対応したので、LF-PK1があれば、PSPを使って無線LAN接続が出来る外出先や自宅でテレビやDVDを見れるようになったのである。

そんなわけで、以前から何となく気になっていた商品だったが、仕事でソニーを訪問した時に、社員の人にPSPで見るテレビ映像を見せてもらったことなどをきっかけに買ってみることにした。

我が家のインターネット環境は光ファイバーが書斎まで来ており、そこから各部屋に無線LANルータ(コレガCG-WLBARAG)で電波を飛ばし、ノートPCや時にはPSPのインターネット接続をしたり、DVDレコーダー(東芝RD-X4)をつないだりしている。RD-X4は番組ガイドがインターネットからしか取れず居間に置いているので、無線接続用にイーサーネットコンバータ(CG-WLCVR54AG)を買ってつないでいる。

LF-PK1_0この上、さらにLF-PK1が加わることになった。電気店で接続環境を説明して「もう一つコンバータを買いたいんだけど…」と相談したが、できるかもとか、できないかもとか、回答がはっきりしない。必要速度は、上下とも実効速度300bps以上とのことだが、マニュアルにはあたかも有線LANでなくてはいけないかのように書かれている。店員は売りつけた後で文句をつけられたくない様子。仕方ないので、とりあえずはRD-X4で使っているイーサーネットコンバータをつないで実験してみることにした。

結果、PSPでもPCでもまずまずきれいに映った。

自宅内ではLF-PK1自体が無線電波を出しているので、インターネットを通さずにPSPやPCを直接接続できる。PSPは画面が小さいこともあり十分きれいに映る。PCではもしかしたら私のPCのスペック(Pentium M 1.1GHz、RAM250MB)のせいかも知れないが、全画面表示で見ようとすると画質の粗さが目立つ。ウィンドウを少し小さめにしてやると十分満足できる水準。

今度は、自宅外での利用を想定して、インターネット経由での接続(NetAV接続と呼ぶそうだ)に変えてみた。PCでの接続はなぜかこっちの方がきれいに見える。不思議なものである。しかし、PSPで同じように挑戦してみると、マニュアル通りにやっても「ベーステーションが見つかりませんでした(80108A99)」とのメッセージが出てつながらない…。ま、PCで見られれば問題ないのだが…。しかし、こうしたネットワーク機器をマス市場に売り込むには、機器同士のつなぎ方が分かりにくい点、ウチの環境で繋がるのだろうかという不安が消費者には壁なのだと思う。しかも、この商品のマニュアルやWebサイトのQ&Aはかなり不親切だし…。

この機器を導入してどんな点が変わっていくのだろうか?

まず、視聴者の側としては、商品の特徴通り色んなところでテレビや録画した番組を見られるようになる。台所で料理をしながら見たりするなど、自宅でもテレビのないところで試聴ができるようになる。また、外出先でもテレビを見られるようになる。

テレビのアンテナケーブルを直接LF-PK1に接続しているので、居間でテレビを見ている家族とのチャンネル戦争は起きない。でも、DVDレコーダーはリモコンを使って遠隔操作するだけなので、家族がDVDを見たり録画した番組を見ているとチャンネル戦争が起きてしまう。居間で録画したドラマを見ていると突然、違う番組が始まったり、ホテルの部屋から録画したスポーツを見ようとすると突然、ドラマに変わったりといった具合である。もう一つ、この機器は同時に二つ以上の端末からはつなげないので、PCとPSPでLF-PK1を争う可能性はある。

LF-PK1_1テレビ局側からするとどうなのだろうか?テレビの試聴時間は他の娯楽に使う時間との競合が増え、趨勢として減少している。携帯電話でのテレビ試聴もそうだが、こうした機器が増加すれば消費者のテレビ試聴時間は増えるかも知れない。しかし、そういう試聴って視聴率調査には出にくいだろうし、スポンサーがたくさんお金を支払ってくれる材料にもなかなかなりそうもない。

一方、コンテンツのコントロールという点からはテレビ局やコンテンツホルダーは気分が悪いだろう。昨年、スカパーで中国語放送局が日本国内で放送権のないアテネ五輪競技を生中継して問題になった。個人ベースとはいえ、好き勝手にこうした壁を破ることが可能になったわけである。コンテンツ管理は本製品の使用承諾で保護されているが、どうなっていくか注目したい。

しかし、消費者にとってはかなり便利で面白い商品というのが、セットアップが終わった今の私の感想である。なお、ホテルなどで実際にこのLF-PK1が使えたかどうかなどは、また後日報告する予定。

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